あなたにとっての自動車とは?
誰もは一度は乗ったことがあるであろう自動車。
日本の物流を担う自動車。
日本の基幹産業の一つといっても過言ではない自動車。
今や生活から切り離すことのできない存在ですね。
さて、みなさんにとって自動車とはどんな存在でしょうか?
移動手段, 仕事道具, ステータスシンボル, 投機対象, …三者三様、千差万別ですね。
本記事では、「こんな存在としてとらえている人もいるんだな~」なんて思ってくれたらうれしいです。
あなたの世界、広げてみませんか?
さて、18歳以上となった皆さんは
普通自動車運転免許を取得する権利を持っております。
自動車運転免許を取得したら、
なんと、公道で自動車を運転することができます!!!
(ナ、ナンダッテー!)
これは今までなかなか行けなかったあの場所やこの場所へ、
時間に縛られずに行くことができるようになります。
行動範囲がグッと広がること間違いなし!
その他にも、たくさんの荷物を運ぶことだってできるし、
同じ空間で一緒に移動することもできます。
移動先の車内で寝ることだってできますね。
そう、これらが意味しているのは
**「どこへでも移動ができる自分だけの部屋を手に入れられる」**ということです。
移動手段としてはもちろん、
それ以外にできることがたくさん増えます。
新しい"世界"を開拓してみませんか?
全人類MT車に乗れ(過激派)
そもそもAT/MTって何?
さて、既に運転免許証をお持ちの方はご自身の運転免許証をご覧ください。
“AT車に限る"と表記されている方も少なくはないと思います。
さて、ATとは何を意味しているのでしょうか。
AT以外はどのようなものなのでしょうか?
まずは自動車の仕組みから説明していきましょう。
まず、自動車は動力として主にエンジンを採用しております。
エンジンは1t以上もある鉄の塊を100 km/h以上で動かすことができるため、
強大な力を持っているように見えます。
しかし、実はとっても繊細な子なのです。
突然大きな負荷がかかってしまうと、
その負荷に耐え切れずにエンジンは停止してしまいます。
この現象はエンジンストール、通称エンストと呼ばれています。
そこで活躍するのがトランスミッションです。
トランスミッションは、
エンジンが出力する回転数を減速させると同時に、
トルク(動かす力)を増幅させる役割を持っております。
トランスミッションはエンジンの意図しない停止(ストール)を防いでいるのです。
さて、無事に走り出すことができるようになったものの、
エンジンから出力される回転が減速されたままでは速度を出すことができません。
また、自動車が走り出せば必要になるトルクも減少します。
回転速度とトルクはそれぞれの比率によって決まります。
つまり、トレードオフの関係にあるのです。
トルクを取ると速度が犠牲に、速度を取るとトルクが犠牲になります。
自動車の開発者は考えました。
「速度とトルク、どちらも犠牲にしないようにはできないのだろうか…。」
「そうか、走行しながら回転速度とトルクの比率を変えよう!」
そうして考え出されたのがトランスミッションです。
トランスミッションは様々なギアを持っており、
それががかみ合って様々な減速比率を発揮することができます。
「どの減速比を使用するか」、
「いつ減速比を切り替えるか」
これを判断し、切り替える必要があります。
切り替える方式は大きく分けて2種類に分類されます。
免許証にも表記されている"AT"と、もう1つの方式である"MT"です。
ざっくりとした説明は下記に。
- AT : Automatic Transmission (オートマチック トランスミッション)
- “オートマ"などと呼称される。
- 自動車側が自動的に適切なギアの組み合わせを判断して、変更する仕組み。ワァカシコイ
- 基本的に足元のペダルは2つ。アクセル, ブレーキ。
- MT : Manual Transmission(マニュアル トランスミッション)
- “マニュアル”, “ミッション"などと呼称される。
- 走行中に運転手の判断、手によってギア比を変更する。
- 足元のペダルは3つ。アクセル, ブレーキ, クラッチ。
つまりは「変速を自動(Automatic)でやるか、手動(Manual)でやるか」の違いです。マリオカートWiiのドリフトのスタイル選択思い出した。
せっかくならば一度は経験してほしい。
さて、長々とAT/MTの違いについて説明をして参りました。
以上の説明を見て、皆さんならどちらの形式で乗りたいでしょうか。
…
……
………もちろん、ATですよね!!!!!!!!!!!!!
楽ですものね、
運転に割く脳のリソースが少なくて済みますものね。
理解(わか)っています、えぇ…。
しかし、あえて私は一度はMT車を運転する経験をしてほしいなと思っています。
「教習所通おうにも、MTのコースってAT限より高いし…。」
「国内の新車販売におけるMT車の比率なんて1-2%、AT限で困ることなんてない。」
「電動化なんて言われているのに、MTなんてもう今後は淘汰されるでしょ?」
「自動運転がトレンドになっているのにわざわざ手動でやる意味はあるの?」
「難しそう。」
ご尤もです。
今後淘汰されてしまうであろう形式…
だからこそ今しか経験することができないのです。
今が最後のチャンスなのです。
せっかくだから、消えてしまう前に触れてみてほしいなと。
そう思うのです。あと、喪われし技術を扱えるの、カッコよく聞こえませんか?
そこまでして勧める理由って?
さて、ここまでして私がMTを勧める最大の理由ですが、
楽しいから!!!!!!
はい。それだけです。
もう少し具体的に申し上げますと
「自身の自動車運転スキルの上達がわかりやすいから」です。
MTはATよりもやることが多くて操作が複雑です。
その分、上達した際喜びや攻略のしがいがあるものです。
例えば、街中での信号による停止を例にあげましょう。
- ATの場合
- 信号が変わったことを認知する。
- 加速をやめ(アクセルペダルを緩め)る。
- ブレーキを踏みつつ減速する。
- 停車。
- 再び、信号が変わったことを認知する。
- ブレーキペダルから足を離す。
- アクセルペダルを踏み、加速する。
- MTの場合
- 信号が変わったことを認知する。
- 加速をやめ(アクセルペダルを緩め)る。
- ブレーキを踏みつつ減速する。
- 減速中に、減速シフトを行う
- 適切な箇所でクラッチペダルを操作し、エンストを防止。
- 停車。
- 再び、信号が変わったことを認知する。
- ブレーキペダルから足を離す。
- アクセルペダルを踏み、加速する。
- エンストをしないようにクラッチペダルを操作する。
- 適切なタイミングでシフトチェンジをする。
以上のように、停止と発進だけで手順が増えていることがわかります。
こう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「停止と発進だけでだけでこんなに手順が違うのだから、他はもっと複雑では?」
ご心配なく。
実はATとMTの間において、走行する上での違いはこれだけなのです。(厳密にいえばもう少しだけ違うところはありますが、割愛。)
自動車の基本は、走る, 曲がる, 止まる。
自動車の運転において
加減速は自動車の基本における2/3を担います。
急な加減速が繰り返される車両に乗っている様子を想像してみましょう。
頻繁にカックンカックン…頭が揺れてしまいます。
乗っていて不快な上に酔ってしまう方もいるかもしれません。
MT車においては、加速, 減速が自らの手足によって委ねられます。
AT車以上に自動車の基本を意識して運転するようになるでしょう。
慣れない間はうまく操作ができず、
エンストやシフトショック(変速時に大きく揺れる)が多発するでしょう。
それが当たり前です。恥ずかしいことではありません。
それぞれの車両におけるエンジンやトランスミッションの特性を理解し、
スムーズに加減速をできるようになった時、
あなたは自動車との一体感を得ることができるのです。
「自動車に乗せられている」のではなく、「乗りこなしている」
…その感覚を味わってみてはいかがでしょうか。
あ、そうそう。
ヒール&トゥ、ダブルクラッチ、ブリッピング…ATにはない、いろんな小技もあります。
慣れてきたらチャレンジしてみるのも一興です。
さらなる一体感を得られるでしょう。
私にとっての自動車という存在
さて長々と語ってきたわけですが、
最後に私にとっての自動車という存在について触れます。
私にとっての自動車とは
一つの憧れであり、日常に彩りを加えてくれる存在です。
幼少期はお気に入りのトミカを握りしめて、
どこへ行くにも手放しませんでした。
将来の夢は「とよたのくるまやさんになって、あかいぶーぶにのる!」
…なんて言っていましたね。
現在は販売員ではないものの、
自動車業界の一端に属して生計を立てていますし、
あかいぶーぶに乗る…そんな小さな夢は叶えることができました。
時を経て、今私のもとにある"あかいぶーぶ"は、“操る喜び"を存分に与えてくれます。
停止, 発進, 交差点, カーブ, 坂道, …全ての場所がちょっとしたアトラクションです。
日常の移動にちょっとした彩りを効かせてくれる存在です。
維持費だって決して安いものではありませんが、
それを上回る喜びを与えてくれます。
さいごに
昨今、「自動車は大きな変革期に直面している」なんて言われております。
そんな今だからこそ、
身をもって変革を体験できる良い機会ではないでしょうか。
少しでも自動車に興味を持ったそこのあなた、
100年に1度の変革期を一緒に過ごしてみませんか?